こんにちはイシカワです。直江津でラーメンと言えば「ニューハルピン」。絶対的存在です。今回は、ディープな直江津、歴史ロマンとソウルラーメンの路地を歩きます。
ニューハルピン
(ひぐちキミヨ作 散歩中の設備グループ吉田さんご夫婦と愛犬)
直江津駅北口から北(海方向)へ真っ直ぐ歩いて5~6分位で、左側に真行寺があります。
謡曲「竹の雪」にまつわるお寺です。
真行寺境内には、「謡曲 竹の雪旧跡」の碑があります。
「竹の雪」は室町時代に世阿弥が作曲しました。中国の故事「二十四孝」の一つ、病に伏す母のために雪深い竹やぶにタケノコを掘りに行く孟宗のお話が背景にあります。竹林の七賢人の声によって生き返るなど中国の故事が入っています。
竹と言えば、当社本館玄関には、竹のオブジェを飾っています。
当社には中国から多数のお客様が来ます。お客様に見て頂くために、当社の技術・技能を駆使して世界で初めてチタン製竹のオブジェを作りました。チタンは加工・溶接が難しい金属です。
葉っぱも含めてすべて手作りです。
中国の皆さんはチタン製と知って驚愕の声を上げるとともに、竹の由緒を知っていますので、このオブジェの前で記念写真を撮ります。
真行寺から更に北に1分位歩くと、観音寺があります。
義経が奥州平泉に行く途中で直江津に来ました。その時に泊まったのが、前九年の役の際に源義家の要望により直江次郎が建てた観音寺(花園観音堂)です。役人が義経と疑い、笈の中身を見せろと言いました。
笈の中には、鎧や兜が入っていたのですが、弁慶たちが観音堂の前の池に秘かに投げ込みました。このため笈の中身はお経と仏さまだけになりました。笈の中身を見た役人は疑いを解きました。歌舞伎「勧進帳」は、高岡市の如意の渡しと直江津の出来事がモチーフになっています。
境内の池は「兜池」と呼ばれています。
龍のこて絵があります。
観音寺から北に歩くと直ぐに「ニューハルピン」です。
店内の写真撮影は不可ですが、今回は特別に許可を頂きました。
きれいに書かれた紙札メニュー。順番に全部食べたい。
通称「チョースケ」。正式名称は「チョースケとガモウのラーメン」。旨味とコクがあります。
私のお気に入り「たんめん」。塩味、野菜に甘みがあってシャキシャキ。
「らーめん」も「さんまーめん」もみんなおいしい。ハマります。
サンマーメンは横浜発祥。東京の町田市で育った私は、町田駅近くにあった「百番」のサンマーメンが大好きでした(残念ながら私の青春の思い出、百番とカフェ・ド・サンバはなくなってしまいした)
ちなみに、サンは「(もやしが)新鮮シャキシャキ」、マーは「上にのせる」という意味です。
刻んだチャーシューの入った「豚めし」と、「ぎょうざ」。
土日のお昼時は行列ができます。
食べたら疾走れ!
どこに?
本屋に。
バイク好きのご主人の思いがどんぶりに刻まれています。
ニューハルピンから、更に北に1分歩いて突き当りの左に「和菓子の土肥」があります。
人気は、豆大福。
地元の小学生が豆大福を解説しました。
黒糖羊羹と豆大福を買いました。豆大福がおいしいのは勿論、黒糖羊羹は衝撃のおいしさでした。東京で有名な◆ら◆の羊羹や、九州で有名な□ぎ羊羹よりおいしい。
土肥から西に1分歩くと、雁木の家があります。白壁と木組み、黒釉薬瓦が映えています。
直江津の歴史的(雁木)景観です。
この周辺は、昔は塩浜町と呼ばれていました。江戸時代の初めに、能登半島の能登島から移住してきた人たちが作った町だそうです。
(次回「12月のまちかどメモリー&1月のときめき情報室」は1月5日掲載予定です)