
こんにちは。私は機器部一次加工グループで働くヨシアキです。
職場では機器製品の部品加工業務に従事しています。

私たちのグループは、若手社員がやりがいを感じられる職場作りを目指しています。若手社員は一般産業機器製品の作業経験が少ないため、技能伝承として教育を行いました。

まずは、私の失敗談を交えながら、図面教育から始めました。

3人が製品をイメージ出来る様に、1/20縮尺で模型を作成しました。

模型は立体的になり、イメージが湧きます。

製品のイメージが出来たところで、現場実習です。
実習に入る前に安全作業基準書をもとに安全教育を行いました。

私が事前に製品の1/5でモデルを用意し、図面と照らし合わせ製品の向きや組立方法等を教育しました。

モデルの製作に入ります。まずは、胴板の板取り寸法を計算し、切断するケガキと基準となる方位線を入れる作業です。寸法計算は暗算せず、電卓を使用し複数人で確認作業を行うことを指導しました。

シヤリングで、ケガキ線に合わせ板取り寸法に切断します。

胴板を切断後、板取り寸法の確認を行い3人の方位線が合っているか確認を行いました。

次は曲げ加工です。設備に型を取り付けようとしたら、シュンヤが「重いので交代します」と声をかけてくれました。ナイスフォロー!

胴板のハナ曲げで使用するRゲージの選定です。
選定を間違えると製品にならないので作業前に必ず図面を確認するように伝えました。

曲げ加工に初挑戦した3人は悪戦苦闘していました。

曲げ加工後の形状を二人で確認しました。

3人とも作業に時間が掛かりましたが、無事にハナ曲げ加工ができました。

次に捲き加工です。私が最初に捲き加工の手順を教えます。最初から強く圧力を入れると形状が悪くなるので、徐々に圧力を入れて捲くことを伝えました。

ユウキが捲き加工に挑戦しました。

徐々に圧力を入れ、狙いの捲き形状になってきています。

作業時間にバラつきがあまりましたが、基準を満たしたモデルができ上がりました。

3人の捲いたモデルを図面と照らし合わせ、確認を行い無事に完成しました。

これからもグループが一丸となり人財育成に努め、やりがいを持ち、より良い製品作りに貢献して行きます。

職場の皆さんから褒め言葉をもらいました。

これからも、皆さんの期待に応えられる様に頑張ります。